1967-09-06 第56回国会 参議院 外務委員会 閉会後第1号
○羽生三七君 いままでは、横山特使とか、ああいう形のことを言っておられるんですか。何か、それ以外に。
○羽生三七君 いままでは、横山特使とか、ああいう形のことを言っておられるんですか。何か、それ以外に。
そこでさきに横山特使を派遣したり、あるいはそれ以外のベトナム通二、三の人といろいろ接触を保たれていることも私は聞いております。そういうことでありますけれども、しかし、さらにもっと積極的に、北との接触をどうするかという問題をお考えいただいたらどうか。かりにもし北ベトナムのハノイから外相に招請があればどうされますか、受諾されますか。
それがムード外交といわれようと、踊りを踊っているのだといわれようと、とにかく椎名さんのしいた路線に乗っかってあなたは進んでおられるわけだから、そうだとすると、なおかつ日本の立場としては、かつてこれはどういう意図で総理が横山特使を派遣されたかわからぬけれども、少なくとも平和への努力をしようといまもおっしゃっているとすれば、あえて日本の国内で第七回安保協議委が開かれて、途中で戦いやめないだとか、いま申し
これまでベトナム和平に対する政府の動きは、横山特使の派遣、椎名外相の訪ソ、来日各国首脳との会談など、決して皆無ではありませんが、アジアの平和に連帯の責任を負う日本としては、その行動力に大いに欠くるものがあったといわなければならぬと思うのであります。
それで総理にお伺いしたいのですけれども、その多面的な努力という意味で、かつて横山特使を派遣された。これは必ずしも成果を得なかったと私ども思いますけれども、いわゆる閣僚級の人物を、そういう点で特に特使として今年中に、多面的な活動の一環として派遣をする、こういうお考えは総理にはないわけですか。
わが国の国連外交の成果あるいは横山特使派遣の成果などにおいては、故意に口を固く閉ざして語らずの方式がとられているようであります。政府は、この点について、国民の前に明らかにすべき義務と責任があると思うのでありますが、この点についても御所見を承りたいのであります。 次に、国際情勢、特にアジア諸情勢についてお伺いいたします。総理は、みずから平和外交と銘打って、その所信を述べております。
横山特使の問題につきましても、かつても委員会等においてその実情を報告いたしておりますので、重ねてこれらについての報告を必要としない、かように私は考えております。 超党派外交についてお尋ねがございましたが、私は外交そのものは、外交活動そのものはこれは国民のものだと、かように思っております。
単に横山特使を派遣するとか、その程度のものでなくて、やはり総理みずからがこの和平に乗り出すということだと思います。ただいま申し上げましたように、すでに西欧では、ウィルソンやドゴールはもうみずからベトナム和平に献身的な努力を内外に示している、そういうときに、アジアの先進国たる日本の総理がこのベトナム和平にみずから行動を起こすということは、むしろ時期がおそいぐらいであります。
○佐藤内閣総理大臣 いままで日本が崇高な平和への理想を持ち、またそういう意味で行動したにかかわらず成果があがらなかった、椎名外務大臣、あるいは横山特使等々の努力もそう実を結ばなかったし、また今回もラスク長官をはじめ、その他の方々が見えたので、そういう機会にこそ日本として日本の宿願を率直に話すときだ、かように考えて、これもいたしたのであります。
また椎名君が訪ソいたしましても、こういう点で話し合いをしておりますし、あるいは横山特使等を派遣もいたしましたし、また今回は、ラスク長官等が日米合同委員会へ参りました。この機会にもわがほうのこの願いを率直に披露いたしまして、アメリカ側におきましても、当初からの平和への努力を今後とも積極的に進めるように、かように要望したような次第でございます。
また横山特使、これがやはり直接ではございませんけれども、他の場所において北側の代表とも会っておりますし、あらゆる努力をしております。かように御了承をいただきたいと思います。
○渋谷邦彦君 確かに総理の言われたように、外務大臣がソ連訪問の際にもそうした話が出されたし、横山特使が北ベトナムの首脳部とも会見した。これは知っております。しかし、その後それらの効果というものがどのようにあらわれたかということが立証されていない。少しでも前向きで、それが何らかの形で前進的な動きがあるのかないのか、この点を重ねてお伺いしたい。
政府は、先般来横山特使を派遣して、ベトナム戦争の平和解決の打診をさせてまいりましたが、口先でどんなに平和解決を言っても、それはことばをもてあそぶにすぎません。現実は北爆やハノイ、ハイフォンの爆撃を支持し、南ベトナムへの経済援助の名において、アメリカの軍需物資輸送の片棒をかつぐようなことで、だれが一体政府を信用いたしましょう。
いまこういう事態で、このむずかしい戦争の終結のためには、さっき菊池さんがおっしゃったように、いろいろな世界的な動きがあるが、なかなかこれというきめ手が見つからぬということもわかりますけれども、しかし日本政府としては、横山特使も派遣をせられた、しかし、菊池さんのおことばをかりていえば、お茶を濁す程度のことだということで、国際外交の上からはあまりたいして評価されてないという与党側の議員のおことばもあったわけでございます
それは米国要人のことばにあらわれておることでありますが、さらに前の日米合同委員会におきましても、米国は日本に対して不満を寄せまして、日本は横山特使を旅行させ、ただ申しわけ的に各国の意向を打診させて、そしてお茶を濁しておるということも言っておりますし、現下の情勢の打開のために、米国に日本から何か言うことが、すなわち、米国の態度の変化を求むるようなことがあるならば、率直に言ってほしいとも合同委員会において
あるいは横山特使が関係各国を打診した。そうして現在の状況に及んで、南ベトナムの中にいま内紛状態が続いている。それと同じように、和平の声というものが強まってきたわけです。政府のたびたびの国会答弁でも、和平を推進していきたい、望ましいことであるというふうな立場をとってこられたのですが、現在はどういう形でその問題を理解されていますか。
佐藤総理は平和に徹するということをしばしば申されるのでありますし、外務大臣もベトナムの戦争については極力戦争の一日も早くおさまるようにということを念願しておる、そのために横山特使も各国に派遣しておるのだというふうにおっしゃる。しかし、現状は残念ながら、戦争はなかなかやまぬどころか、ますます拡大されていっておるというような状態であります。
○椎名国務大臣 横山特使、こう言っておりますが、正確に言いますと外務省顧問として、そうして出張中は大使の名称を使ってよろしい、こういう資格であります。
そこで、横山特使を各国に派遣しましたが、これまた、問題にもされないで、日本外交の実体と恥を全世界にさらしたのであります。(拍手) 自民党の安保調査会は、憲法改悪、秘密保護法の制定、自衛軍保持の明確化、日米間に軍事的性格の協議機関を設けるとか、核兵器の持ち込みなど、多面的な軍国主義化を急いでおります。また、防衛庁は、七千百億円の兵器の国産化のために動き出しております。
佐藤内閣がベトナム和平工作を目的としてわざわざ派遣した横山特使が、北ベトナムの打診さえ行なえず、完全に失敗に終わったことも、佐藤内閣の誤った外交姿勢の結果であけます。(拍手)わが国のなすべきことは、アメリカの下請和平工作を行なうことでなく、沖縄からB52の発着を即時やめさせることであるのであります。
その中にもお話がありましたように、具体的には、椎名外務大臣が出かけた際のモスクワにおける会談、ただいま横山特使が各地を歴訪いたしまして、そうして、それぞれ各国の和平への注意の喚起をいたしておるわけであります。
総理は、横山特使を世界旅行に出しました。各国政府の態度打診ということでありますなら、出先大使の日常の活動をもって足りるはずであり、また、それでなければ在外公館の存在意義もありますまい。横山特使は、カイロで、同地に駐在するハノイの代表に接触することを試み、拒否された由であります。拒否の理由は、日本がアメリカの立場を支持し、その戦争努力に協力しているからだという報道がカイロより伝えられました。
また、ハンフリー米国副大統領は、二十五日AP通信の質問に答えていわく、「私が訪日の際、日本側と東南アジアの平和解決について話し合った際、佐藤総理は、椎名外相のモスクワ訪問、あるいは各国への特使派遣など、あらゆることをすると述べていた」と、この間の事情を語っていますが、このハンフリー発言によって、椎名外相の訪ソや、いまどこを旅行しているのか外務省ですらわからないという横山特使の派遣も、実はアメリカのさしがねであったことが
○北村暢君 その程度だろうと思うのですが、それほど横山特使というものは非常に重要な役目を持って行かれたことは事実でしょうけれども、常に連絡があるということでありますから、帰らなければ態度がきまらないということじゃないと思う。
○国務大臣(椎名悦三郎君) 横山特使を派遣する大体の大綱は、もちろんこれを指示しております。これは結局ベトナム問題に関する和平の糸口を探求する。
○北村暢君 それじゃ、いま具体的な一つの例として、横山特使がベトナム問題解決のためにせっかく政府の指示を受けて努力中である、まあ近いうちに帰られるのじゃないかと思いますが、いつごろお帰りになって、そうして、ベトナム問題について、横山特使が帰られなければ、具体的なこの問題に対する政府の態度というものは出せない、こういうことなんでしょうか。
○森元治郎君 もう一回大臣に伺いますが、どういう人に会い、会ったら何を言い、一切は横山特使の判断にまかせる——自由裁量にまかしているのですか。何か、サル回しのサルを引っぱるように、網をつけてたえず連絡をし、そこで押せ、引け、そういうことはやっていないのですか。
○森元治郎君 横山特使の問題ですがね、あれはどういう資格で出たんだか、ふわふわと出ていってしまって、わからないのだが、政府が頼んだのか、売り込んだのか、大臣個人の特使か、内閣のあれか、特使ということばをつけたか、つけないのか、どんなものですか。
まず、ベトナムの和平工作について、北爆中止を機として、珍しく椎名外相の訪ソ、横山特使の派遣、国連安保理事会議長としてのあっせんなどが行なわれましたが、その収穫は皆無でありました。理由は簡単であります。